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あきましておめでとうございます 2017

2017年になりました。私ももうすぐ31歳。このブログを始めたのが21歳だから、もうすぐ10周年です。

さて、2016年は様々なシーンで「勝ち」にこだわって頑張ろうと誓いました。神社で「勝御守」という御守も買いました。

2016年が勝った年かと振り返ると、むしろ負け越した感が強いのですが、その最大の原因は「健康」にありました。

人間、健康でなければ勝てる勝負も勝てません。やはり健康こそ第一。にもかかわらず、2017年元日の夜は日本酒とおせちでノドが乾いたままお酒を飲んだせいか、3秒ほど意識を失い皿に顔面から激突して横倒れになってしまいました(当人はその数秒間、記憶がございません)。

これはもはや勝負以前の問題。孫子の兵法にも、まずは自分のことを知らなければ百戦必敗と書いています。

故あって正月に初詣で行けそうにないですが、神社へ行ってすぐに健康御守を買いたいです。

もっとも、神に頼むのは自分でできる努力をした後。まずは神様にお願いする前に自らを律したいです。

「一身独立シテ一国独立ス(福沢諭吉)」

私が最も好きな言葉の一つです。今年はいつも以上に分をわきまえ、自立した大人になります。

米澤穂信「いまさら翼といわれても」読書感想文

先日発売された米澤穂信先生の小説「いまさら翼とよばれても」を読み切った。

発売日に近所の本屋へ行くも店頭には無かったためアマゾンで購入。購入してから一気に読み切った。

本作は「古典部シリーズ」の第6作目。1作目の発売からすでに15年経っており、前作「ふたりの距離の概算」発売からすでに4年以上が経っているためファン待望の新作であった。

さて、以下はネタバレになるため未読の方はスルーして頂きたい。

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話題の書「失敗の本質」

いまビジネスマンを中心に話題の書となっている「失敗の本質(著:戸部良一他)」。むかし書店で立ち読みして断念したが、長期休暇もあることから思い切って買って読んでみた。

この本は、読む人の知識量や何を求めて読むかによって評価が大きく分かれる本だと思った。

まず、そもそも本書を読む土台として、歴史の知識があるのか。特に太平洋戦争(本書では「大東亜戦争」と称す)に関する知識があるかで、理解の深さが変わってくる。少なくとも、明治維新以降の日清・日露戦争、日本が参戦しなかった第一次世界大戦、そして日本による中国大陸進出から日米開戦、終戦までの大まかな流れを知らなければ、読むのはツラいと思う。

それから、本書は対米戦争については最初から負けるとわかったうえで、「戦略・戦術・戦闘」のうち戦術フェーズを取り上げたものであることから、戦略について期待して読むと得るものは少ないかもしれない。

また、各々の分野における専門家が書いているため学術書に近く、表現は迂遠で重複するものが多い。そして、執筆者が6人もいるため、1ページ目から最終ページまでを貫く芯みたいなものは存在しないため、章ごとに頭を切り替えるのに苦労した。

以上の前提条件のもと読了したが、まずは太平洋戦争の愚かさを改めて痛感した。リーダー不在のままズルズルと負け戦を続ける恐さ。そして、職業軍人だけではなく「一億総玉砕」として一般国民の命が何ら顧みられることなく無くなっていく。「国家のため」と称して軍人も一般国民も、いわばカルト状態のように死地へ進んでいく。

本書は社会学的見地からよく検証された内容だと思うが、心理学的なアプローチからも研究したいテーマだと思う。戦争という異常な心理状態の中で、人は何を考えどのような決断を下したのか。ぜひ、最新の心理学や脳科学の分野からもアプローチしてほしい。

最後に、改めて思ったのが、生きた知識というのは自分の頭で考え、実践したものでなければ得られない。いわゆるハウツー本には昔の名著を現代訳したうえでご丁寧に「こんなビジネスシーンで使えるぞ」みたいな上から目線で書かれたものがあるが、そんな受け売りの知識では実生活で役に立つことは無い。本書においても、最終章では現代の組織論にあてはめて書かれた文章が少しだけあったが、やはり自分の頭で考えることが大事だと思う。

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