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リレー小説その9

8話はコチラ

「折木、もうそれ以上は何も言わなくていいわ。人には一つや二つ、誰にも言えない秘密があるものよ。ちーちゃんや福ちゃんには黙っておいてあげるから、早く整列を手伝いなさい。ふふ」

伊原よ、誤解だ、そう言いたかったが、自分の手にしている本を見て、伊原の見下すような目を見て、もうこれ以上の議論はエネルギー消費の無駄だと悟った。俺が自分の意志でこの本を買った事実を消すことはできないし、この本に興味が無いことを述べても全く説得力に欠ける。

伊原との無用の議論を避けるため、買った本をカバンに入れようとファスナーを開けたその時、


「すまいる・・・ぷりきゅあ?」


千反田、いつの間に俺の背後にいたんだ?。

「はい!先ほど、売り子の交代を告げられまして、折木さんと伊原さんの姿を見つけたので来ました。ところで折木さん、さっきの本は何ですか?」

いや、別に大した本じゃないからさ。そうだ、千反田、喉が渇かないか?ジュースがあるぞ。

「折木さん、さっきの本は何ですか?ぷりきゅあって何ですか?私、気になります!」

ワタシキニナリマスワタシキニナリマス・・・

あぁ、千反田、こんなところで気にならないでほしかった。ふと伊原のほうを向くと、苦笑いを浮かべて突っ立っている。伊原、お前はコミケに詳しいんだろ?ということは、この本の内容もだいたいの察しがついているのではないか?俺のちっぽけなプライドと、健全かつ純真な女子高生である千反田嬢の今後を考えて、どうか助け船を出してはくれまいか。


第10話へ続く
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